中性脂肪値が低すぎて要精密検査に。原因は?

2025/09/27
健康診断の結果、中性脂肪の数値が低いため精密検査を受けるように言われました。どういったことが原因として考えられますか。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
一般的に中性脂肪の数値が低い場合に考えられるのは、遺伝性のものも少なくありませんが、肝臓、甲状腺、膵臓などの病気や、吸収不良、貧血、感染症などが原因になるケースもあります。そのほか、食が細い、やせている、無理なダイエットによる食事制限や極端な偏食など、生活習慣上の問題で数値が低めに出ることもあります。
一方、中性脂肪の値は運動や食事の影響を受けやすいため、1日のうちでも変動しやすく、多くの場合、検査をしたときのからだのコンディションによって変化します。したがって何が原因で低くなっているのか、からだに問題がないかを検査することが重要です。検査によって病気と認められた場合には、治療が必要となります。
ご相談者の場合、健診結果を持参して、まずは、お近くの内科を受診されることをおすすめします。医師の診察後、血液検査など医師が必要と判断した検査を行います。
一般的に、中性脂肪低下の原因が病気でない場合は、低下した数値を増加させる必要はないといわれています。そのため、特別な治療は行わず、経過観察をすることがほとんどです。栄養面に問題がある場合は、食生活を見直す必要がありますので、医師と相談されるとよいでしょう。


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