胃粘膜下腫瘍が悪性の場合の治療は?

女性/60代
2025/08/28

先日受けた人間ドックで、胃粘膜下腫瘍が見つかりました。今度、総合病院で精密検査を受けます。胃粘膜下腫瘍が悪性だった場合、どんな治療を受けるのでしょうか?

この質問への回答

みんなの家庭の医学メディカルチーム

胃粘膜下腫瘍とは、胃粘膜の下にこぶのような塊ができる腫瘍様病態全体のことをいいます。ほとんどの場合は無症状で、治療の必要がない良性のものと治療が必要なものがあります。

胃粘膜下腫瘍には消化管間葉性腫瘍(GIST)や平滑筋腫、神経鞘腫、リンパ腫、脂肪腫など多様な種類があり、一般的には平滑筋腫やGISTである場合が多いと言われています。


胃粘膜下腫瘍の治療は、種類によって方法が異なります。

一般的に、腫瘍が良性で2cm未満の小さなものであれば、とくに治療する必要はなく、定期的に内視鏡検査によって経過を観察します。悪性の場合、もしくは腫瘍が5cm以上ある場合には手術で摘出します。5cm未満でも、出血がみられるもの、出血しそうなものは切除します。手術の方法は、内視鏡と腹腔鏡を用いる場合や腹腔鏡のみで行われる場合などがあり、医師と相談しながら決めていきます。また、症状が重い場合や、ほかの部位への転移が疑われる場合などは、手術後に化学療法が行われます。


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