同僚にストレスで心身に症状が出ていて心配

同僚の男性が、体調を崩しているように見受けられるのですね。同じ部署ということで、接する機会も多いと思いますので、心配されていることと思います。

その男性は、あなたの部下ではないので対処に悩む、と伺いましたが、同僚ではあるのですよね。どの程度の関係性なのかはわかりかねるのですが、あいさつや会話などをすることもあるのでしょうか。もし、話をする機会があるなら、体調を心配していることを何気なく伝えてみてもよいかと思いますが、いかがでしょうか。

もしその際に、本人が「体調が悪くつらい」と話すようであれば、上司に相談することをすすめてもよいと思います。ただ、本人が「大丈夫」と言った場合には、慎重に対応する必要があるかもしれません。そのような時に、気をつけるべきポイントなどを一緒に考えてみたいと思います。

むずかしい点としては、この男性が現在どういった状況にあるのかが、あなたの立場からはわからないというところだと思います。例えば、この男性は、何らかの体調不良を抱えているけれども、すでに医師や上司にも相談した上で、頑張って仕事を続けるという選択をしている可能性も、ゼロではありません。守秘義務などの観点から、他の社員にそういったことを伝えていない場合もあります。

一方で、あなたが心配されている通り、その男性は、ストレスなどから体調不良になり、誰にも相談できずに悩んでいるということも十分に考えられます。誰の目にも明らかなほど、体調が悪そうであれば、あなただけでなく、他の同僚も気にしているのではないでしょうか。本人が自ら相談できない様子の時には、あなたから上司に、とても心配していると伝え、相談してみるのもひとつの方法です。。

また、職場に産業医や保健師などの産業保健スタッフがいれば、そちらで相談するという方法もあります。本人が相談できることが望ましいですが、むずかしい時には、あなたが状況を伝え、意見を聞いてみてもよいと思います。

　前述したように、その男性の置かれている状況がわからないと、対応もむずかしいとは思いますが、身近で仕事をしている人が変化に気づいてあげることは、とても大切だと思います。あなた一人ではなく、上司や産業保健スタッフなどと一緒に、対応方法を考えていってくださいね。