「白板症」とはどんな病気?

2025/07/04
歯の治療で、舌に白板症が見つかりました。白板症はがんになるものもあると聞きましたが、どんな病気なのでしょうか。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
白板症とは、こすってもとれない白色の板状、あるいは斑状の表面が硬くなった病変が、歯肉や舌、粘膜に発生する病気です。痛みがないことも特徴です。まれにがん化する可能性のある病気で、状態によっては組織の一部を採取して行う生検が必要な場合もあります。
一般的な治療は、病変部分に物理的な刺激になっているものがあれば、それを除去します。たとえば歯科治療の材料や入れ歯、歯並びなどが挙げられます。
薬物療法としては、ビタミンAが有効とされるため、ビタミンAの投与に反応するかどうかを観察し、有効であれば継続します。一方、効果がみられなければ手術による切除を選択する場合もあります。また、再発したり、長年かかって悪性化したりする場合があり、長期にわたる経過観察が必要とされています。
病気について、不安なことや疑問などがありましたら、主治医によく相談されるようおすすめします。安心して治療を受けられるとよいでしょう。


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