睡眠不足が続く。セルフケアも効果なし

2カ月ほど前から、夜中に目が覚めてしまい、ぐっすり眠った気がしません。日中はジムでからだを動かし、寝る前にはカフェインやアルコールを避けるなど、睡眠に良いと聞いたことはいろいろやっていますが、効果が感じられません。どうすればいいでしょうか。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
睡眠に関してトラブルがある状態のことを睡眠障害といいます。睡眠障害は、症状や人によって原因もさまざまです。慢性的なストレスや疲労、薬の副作用、アルコールやカフェイン、たばこなど嗜好品の摂取、騒音やまぶしい光、かゆみや痛みを伴う疾患、うつ病などの精神疾患といった多くの要因が挙げられます。
睡眠は、からだの休養のみならず、脳を休息させる大切な役割があります。睡眠のリズムが乱れ、自身の努力だけではうまくいかず、日常生活に支障をきたす場合には、生活指導や薬物治療による手助けが必要となり、受診の目安となります。
ご相談者は、睡眠不足を感じてからの経過が長く、セルフケアの効果を感じていないご様子ですので、受診をおすすめします。睡眠を専門的に診るのは睡眠外来や心療内科、精神科などですが、まずはお近くの内科やかかりつけ医に相談されてもよいでしょう。
よい睡眠のためのセルフケアをご紹介します。まだ試されていないことがありましたら取り入れてみるようおすすめします。
●就寝前には刺激物(覚醒作用があるカフェイン、タバコなど)を避け、リラックスできる方法(軽い読書、気持ちの落ち着く音楽、ぬるめの入浴、好きな香り、軽いストレッチなど筋肉の緊張をとる体操など)をとり入れましょう。テレビ・動画・ゲーム・SNSなどで脳へ刺激を与えることは、避けましょう。
●毎日同じ時間に起床し、日の光を浴びましょう。
●規則正しく3食の食事をとり、日中は適度にからだを動かしましょう。
●寝室は明るすぎない照明にしましょう。適度な室温・湿度で騒音を防ぐなど、眠る環境を整えましょう。
●入浴の温度はぬるめにしましょう。


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