Question

自慢のような話をつい職場で話してしまう

ほかの人の会話に割り込んで、自慢するような話をしてしまい、そのたびに自己嫌悪に陥ります。先日も、勤務先で後輩社員が、私が行ったことのある高級温泉旅館に行きたいという話をしていたので、聞かれもしないのにその旅館について自分が知っていることを一気にしゃべってしまい、ひかれてしまいました。自分でも大人気ないと思うのですが、知ってもらいたい気持ちが先行してしまうのです。どうしたらこの癖が直るでしょうか。

女性/40代

2021/12/21

Answer

自慢のような話をしてしまう癖を、直したいと考えているのですね。自分自身で、これだけしっかり自覚されていることに、まずは敬意を払いたいと思います。自慢話をする人は、自分で気づかないし、悪いとも思わない、ということが多いので、自覚し、反省までされているあなたは、もうすでに改善の途上にいる、といっても過言ではありません。


そこでまず、あなたが自己嫌悪に陥る状況について、振り返ってみましょう。あなたはなぜ、何をきっかけに、自己嫌悪に陥るのでしょうか。あなたが話をしたときに、相手が嫌そうな顔をした、引かれてしまった、話を聞いてくれなくなったなどの、相手の反応を見たときでしょうか。もしくは、相手の反応に関わらず、自慢のような話をしてしまうこと自体でしょうか。もしそうなら、自慢のような話とそうではない話とは、あなたにとっての違いは何でしょうか。これらを具体的に明らかにすることで、人と会話をする際に自慢話をしないよう少しずつ意識することができ、慎重になれると思います。


会話をするときには、相手の話をきちんと聞くことも大切です。会話はキャッチボールであることをイメージしましょう。相手に向かって、一度にいくつものボールを投げ続けるのではなく、ひとつ投げたら、相手がきちんと受け取って投げ返してくるのを待ちましょう。そして、相手が投げたボールをあなたもきちんと受け取って、相手が取りやすいところに投げ返すことを意識してください。そうすることで、相手の反応をよく見ることができ、自慢話を途中で止められるようになるでしょう。です。


外からの刺激で、話を止めるという方法もあります。この悩みを打ち明けられる人がいるなら、正直に話して、改善の協力をしてもらうのが手っ取り早くて有効です。具体的には、あなたが自慢話をし始めたら、警告を出してもらいます。例えば、直接的に「また始まったよー」といってもらうのでもいいし、あるいは冗談ぽく「ピーッ、イエローカード!」といった声かけでもいいですよね。または、ただジロッとにらんで目線で警告してもらう、というのもいいでしょう。


もし、そういう協力者がいない場合は、指に意図を巻いておくなどのリマインダー(思い出させてくれるもの)が役立ちます。それでも、その場では止まっても、また次の機会に、つい話し出してしまうでしょうが、そういう失敗を何度も繰り返していくうちに、だんだん意識するようになり、自制できるようになっていきます。


自分を客観的に見ることができていて、自分を変えたいと思っているあなたは、すでに変化への一歩を踏み出しています。自分に合った方法で、ぜひ取り組んでみてください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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