子どもが乳糖不耐症なのではないかと心配

男性/20代
2025/04/11

1歳の子どもが感染性胃腸炎にかかり、その後も下痢が続いています。ネットで知った「乳糖不耐症」という病気に症状が似ているように思い心配しています。「乳糖不耐症」とはどんな病気なのでしょうか? 早めに受診をさせたほうがいいでしょうか?

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

乳糖不耐症」は、乳糖分解酵素(ラクターゼ)の活性が低下しているために乳糖を分解、吸収することができず、牛乳や乳製品を摂取した後、腹痛、下痢、吐き気・嘔吐、腹部膨満感などが現れる病気です。「おなかがぐるぐるする」程度から、下痢や嘔吐が起こるなど、症状には個人差があります。

乳製品を摂取した後に症状が出る場合、乳糖不耐症が疑われます。一般的には、1カ月程度、牛乳や乳製品をとらないようにし、その後に牛乳や乳製品をあらためて摂取し、症状が現れた場合に確定診断となります。「水素呼気試験」という呼気中の水素量を測定する検査や、便の検査、血液検査などが行われるケースもあり、牛乳アレルギーとの鑑別が重要です。


お子様は、下痢が続いている様子ですので、早めに小児科または消化器内科を受診されるようおすすめします。現在の症状から考えられる状態や今後の治療について、乳糖不耐症の可能性はないのか、一時的な症状なのか、母乳を与えてもよいのかなど、疑問点や不安なことなどを、医師に相談されるとよいでしょう。


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