茶色っぽい尿が出る原因は？

尿の色に変化があるときは、実際に尿に血液が混ざっている場合と、そうでない場合があります。

血液が混ざっていなくても、尿に溶けている成分の沈殿、服用中の薬剤の影響、水分の不足、激しい運動をしたあと、尿を我慢したときなどに、茶色から赤褐色など、尿の色に変化がみられることがあります。

また、実際に血液が混ざることを血尿と言いますが、尿が真っ赤に染まる場合もあれば、茶色から赤褐色に見えることもあります。血尿のおもな原因は、膀胱や前立腺など泌尿器系の炎症、腎臓や尿路（尿管、膀胱、尿道）にできる結石が一般的です。

水分摂取を心がけても症状が変わらない場合、尿の色調のみで原因を特定することは難しいため、医療機関への早めの受診をおすすめします。泌尿器科もしくは内科を受診しますが、かかりつけ医へご相談されてもよいでしょう。また、服用している薬があれば、薬剤との関連性はないか、主治医に相談されることもおすすめします。