Question
流行のりんご病…症状が現れたらどうする?
子どもが通う保育園でりんご病がはやっているようです。もし子どもに症状が出た場合、どのような対応をすればよいでしょうか?
男性/40代
2024/12/19
Answer
りんご病は、ヒトパルボウイルスB19というウイルスを原因とする感染症で、伝染性紅斑のことをいいます。両頬がりんごのように赤くなることから、”りんご病”と呼ばれています。
通園先の保育園でりんご病が流行していて、お子さんに何らかの疑わしい症状がみられる場合には、かかりつけの医療機関を受診し、まずは正しい診断を受けるようにするとよいでしょう。
りんご病に治療薬はなく、症状に合わせた対症療法を行うか、自然回復を待つことが一般的です。
出席停止期間は法律では決められていませんが、地域や保育園で取り決めがある場合もありますので、診察した医師、保育園に確認されることをおすすめします。
りんご病はウイルスに感染して1週間ほどすると、微熱や咳、鼻水などの風邪症状がみられます。そして、その数日後に、両頬の紅斑、からだや手足の網目状の発疹が現れ、1週間ほどで消失します。
りんご病は、特有な症状である両頬の紅斑が現れた段階では、ほかの人への感染力はありません。ウイルス感染後1週間~10日間くらい、すなわち微熱や咳、鼻水などの風邪症状があらわれているときに感染力が強いと言われています。
そのため、日頃から一般的な感染予防策を行うことが大切です。飛沫や接触で感染しますので、マスクの装着、こまめな手洗いやうがいを心掛けましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
関連するキーワード
りんご病
関連する病気
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能
※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。