子どもの逆さまつげ…睫毛根の電気分解とは

2024/12/17
小学生の子どもが、逆さまつげに悩まされています。これまでは通院して抜いてもらったり、目薬で対処していましたが、かかりつけ医から睫毛根電気分解法をすすめられました。これはどんな治療法なのでしょうか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
逆さまつげは、睫毛内反(しょうもうないはん)とも呼ばれ、ほとんどは生まれつきのものです。
乳幼児の頃のまつげは軟らかいので、角膜障害を起こすことも少ないですが、角膜に炎症が起きたり、まぶしがったり、目やにや涙が多いときには治療する場合もあります。
一般的な治療には、点眼薬のほか、まつげを毛根から抜いて対処したり、電流で毛根を壊す方法や手術などがあります。
睫毛根の電気分解は、電流で毛根を破壊する方法です。針で局所麻酔をして、顕微鏡で見ながら毛根に沿って細い電極を差し込み、通電します。毛根は熱をもつので、やけどと似た状態になり、抗生剤の外用薬を何日か塗ることもあります。
毛根焼灼で睫毛根が完全に破壊できれば、再発までの期間を延ばすことができます。ただ、まつげには発育する周期があり、発育が休止時期のまつげは焼けないので、通常、すべてを治療するためには何回か施術が必要です。
また、睫毛根電気分解法の場合、再発する可能性もあると言われています。
治療にあたり、不安なことなどがありましたら、主治医とよく相談されるようおすすめします。


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