Question

小6の息子が横柄な態度をとるように

小学6年生の息子の言動が、最近横柄になってきました。父親に対しては変わっておらず、私への態度だけが悪くなったようです。生活態度を注意しても聞かなくなり、私のことを「あんた」と言うことがあります。身長も私と同じくらいになり、ちょっと怖いと感じることも。このまま中学に進学して態度が悪化しないか不安です。

女性/40代

2024/01/03

Answer

小学校6年生の男の子とのことで、反抗期が始まったと捉えてよいでしょう。一般的に、女の子よりも男の子のほうが自分の気持ちなどを言葉で表現することが苦手なため、言葉遣いが乱暴になってしまうことが多くみられます。また、母親に対して強く反抗するわりに、父親に対しての反抗や嫌悪感がそこまで強くないというのも、この時期の男の子の特徴です。

身長も伸びて、自分と同じくらい大きなからだで横柄な言動をされると、ときには少し怖いと感じることもあるかもしれません。しかし、反抗している一方で、親に反応してほしい、話を聞いてほしいといった気持ちも混在しています。息子さん自身も、訳もなくイライラしたり、思うようにいかなくてつらく感じたりすることもきっとあると思います。息子さんがそのような状態にあることを理解し、同じ土俵に立たず、親として毅然と構えていられるとよいですね。


この時期を息子さんの自立への過程と捉え、あまり過干渉にならず、信頼して見守ってあげることが大切です。反抗的だからといって、息子さんの言動のすべてを否定したり無視したりするのではなく、言い分には耳を傾けてあげるようにしましょう。態度が悪くても、言っている内容は筋が通っていることもあるものです。強く言っても聞かなければ、危険なことや命に関わることでなければ放っておくのも1つの見守り方です。


さらに、言い合いになってお互いに傷つけ合う状況にならないように、親のほうが一歩引き「(私は)そんな言い方をされたら、悲しいな」など、気持ちの伝え方を工夫してみましょう。「あなたは~だ」と言うのではなく「私」を主語にして自分の気持ちを伝えるコミュニケーションの取り方を「アイメッセージ」といいます。相手にとっては責められると感じることなく、言葉を受け入れやすくなります。また、夫の協力を得て、男同士の時間をとって2人で過ごすようにしたり、大事なことはご主人から伝えてもらったりなどしてもよいかもしれません。


家庭内で安心して反抗できる環境にあると、外では態度もよく適応して過ごせるということもよくあります。担任やスクールカウンセラーなどに学校での様子を聞いたり、家庭での様子を相談したりすることでも、安心して見守っていくことができます。もし、さらに心配が深まるようであれば、地域の教育相談室や子ども家庭支援センターなど、専門家に相談をすることも可能です。1人で抱えず、周囲の人と協力しながら、息子さんの成長を見守っていきましょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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