Question

ヘバーデン結節の痛みを軽減したい

ヘバーデン結節の治療を受けているのですが、痛みがひかず、最近は仕事に支障が出るほどです。どうしたら痛みを軽減できますか?

女性/40代

2024/12/11

Answer

ヘバーデン結節とは、変形性関節症の一つです。指の第一関節(DIP関節)が赤く腫れ、変形する病気で、第一関節にコブ(結節)ができるのが特徴です。40歳代以降の女性に好発し、手をよく使う人はなりやすい傾向がありますが、はっきりした原因は不明です。治療は、局所の安静(テーピング、添え具による固定)や投薬(消炎鎮痛剤等)などの保存療法が行われます。急性期で炎症が強い場合は、少量の関節内ステロイド注射なども有効といわれています。

第一関節が痛むときは、できるだけ安静にすることが大切です。ほとんどの場合、安静にすることで痛みは軽減するようです。日頃から指先に過度な負担が生じることは避け、痛くても使わなくてはならないときにはテーピングを行います。


一般的に痛みは1~2年の経過で落ち着くことが多いようです。保存療法を数カ月行っても痛みが改善しない場合や、変形がひどく日常生活に支障をきたす場合は、手術が検討されます。手術には、結節を切除する方法や関節を固定する方法があります。


痛みなどの症状がなかなか改善しない場合は、整形外科で保存療法の指導や薬物治療について、医師に相談されるとよいでしょう。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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