Question

しもやけの予防と対策が知りたい

寒くなると毎年のように、しもやけになります。とくに足の指がひどく、真っ赤に腫れたりするのですが、手軽にできる予防法や、しもやけになってしまったときの対処法を教えてください。

女性/20代

2024/11/27

Answer

しもやけ(凍瘡)は、できやすい体質の人が、低温(気温4~5℃前後)の環境で、急激な温度変化(温度差10℃以上)にくり返しさらされることが原因といわれています。

予防は、保温が第一です。冷たい水や空気にできるだけさらさず、急激な温度差をつくらないようにしましょう。外出するときは防寒具などで温かくすることが大切です。家に戻るなり、暖房器具の前で冷えた手足を急激に温めることは避けましょう。また、冷たい廊下は裸足で歩かず、ルームソックスやスリッパを履くことをおすすめします。


しもやけになってしまったら、防寒対策を万全にし、保温性の高い衣類、手袋や厚手の靴下などを着用しましょう。手足が湿っているときには、体温が奪われ肌が冷えやすくなるため、よく拭きとり、乾燥した状態で靴下などを履きます。湿気を帯びた衣類(手袋・靴下など)は早めに取り替えましょう。また、きつめの靴や靴下は血液循環が悪くなるので、注意が必要です。


寒冷刺激を受けたあとは、血行を促すよう、やさしくマッサージを行いましょう。薬をつけるときは、すり込むようにしっかり塗ることがポイントです。

手間はかかりますが、患部を温水と水に交互に浸す方法もあります。40℃くらいのお湯と水に2分くらいずつ浸し、その後は水分をしっかりと拭きとり、靴下を履くなど保温を心がけましょう。


食事では、からだを温める根菜類などの冬野菜、血流をよくする菜の花やかぼちゃなどの緑黄色野菜、ナッツ類などの種実類、ドレッシングや炒めものに使う適量の植物性油脂などがおすすめです。


症状が強い場合には、皮膚科を受診しましょう。症状に応じて、血流改善のための塗り薬や、炎症を抑えるような外用薬が処方されます。また、血流をよくするための内服薬や、かゆみに対しては抗アレルギー薬などが効果的な場合もありますので、医師に相談されるとよいでしょう。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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