Question

受診後も続く体調不良。自律神経失調症か?

胃腸の調子が悪く、食欲もない状態が続いたので、消化器内科を受診し、処方薬を服用していますが、あまり良くなりません。季節の変わり目に体調を崩しやすいのですが、自律神経失調症でしょうか?

女性/50代

2024/09/27

Answer

症状が長引いているご様子ですので、内服後の症状の変化も含め、今後の対処をまずは主治医とよく相談されることをおすすめいたします。季節の変わり目に現れる症状についても相談されるとよいでしょう。


自律神経は、からだを一定に保つ働きをしています。季節の変わり目など、寒暖の差が激しく不安定なときには、変化に合わせてからだを一定に保とうとするため負担が大きくなります。自律神経の負担が増えて調子を崩すと、自律神経の乱れが原因の症状があらわれます。

一般的に自律神経失調症は、ストレスや生活習慣の乱れ、環境の変化、体質や性格などが複雑にからみ合って起きるといわれており、症状としては疲れ、頭痛、動悸、息切れ、胃腸症状など、人によって異なり、多様なことが特徴です。

自律神経失調症の診断は一般的に難しく、症状の原因となっている身体面の病気を確認するなど、心身両面の診察を行い、診断されます。


ご相談者の症状の原因が、身体的な病気なのか、自律神経の失調によるものかを、受診の際に相談されるとよいでしょう。受診時に医師へ症状を伝え、詳しくわかってもらうために、「いつから」「どんなふうに」「どの程度」「どのくらいの間にどのくらいの時間続くか」「どのような状況で」「症状を軽くまたは悪くするような因子はあるか」「主症状に伴う別の症状があるか」などを伝えましょう。また、生活習慣、最近の日常生活の変化、ストレスになるもの(あれば)を合わせて伝えると、医師は総合的に判断しながら診断できるので、これらを時系列にまとめ、記載したものを持参されるのもよいでしょう。


自律神経の乱れによる症状の場合は、症状を過度に心配したり不安に感じたりすると、かえって負担となることがあります。医師の診断を受け、症状の背景に重大な病気が隠れていないことがわかれば、あまり考えすぎないことも大切です。

自律神経失調症の治療は、おもにセルフケアが中心ですので、主治医の指示を守りながら生活を整えていくようにします。からだに不調があるときは、ストレスや疲労がたまったサインと考えて、活動を少し控え、心身ともにゆっくりされるとよいでしょう。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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