Question

肺に浸潤性病変の所見が

胸部CT検査で、左肺の下葉に浸潤性病変の所見で経過観察とのことでした。どんな症状なのか、受診の必要があるのか教えてください。

女性/50代

2024/09/26

Answer

左肺は上葉と下葉の2つに分かれています。左肺下葉は左の下の範囲を指し、この部分に所見があるということになります。

空気は口や鼻からのどを経て気管を通り、気管支に分かれ、左右の肺に入ります。気管支は肺の中で木の枝のように肺内に広がり、最終部分は肺胞と呼ばれる小さな部屋につながり、ガス交換を行います。


浸潤性病変は、肺胞内に細胞成分や液体成分が入り込んで生じる境界の不明確な陰影をいいます。おもに肺炎などでみられる所見です。

肺炎は、細菌による感染と、細菌以外の微生物による感染、そのほかアレルギーなどさまざまな要因があります。肺炎の一般的な症状は、せき、息苦しさ、胸の痛みなどの呼吸器症状のほか、全身症状として、発熱、悪寒、全身倦怠感、関節痛などがみられることがあります。


経過観察の指示であれば、指示の期間、経過をみることでよいと思われますが、心配な場合は、呼吸器内科で現在の状態や経過の見方などを確認されると安心でしょう。検査結果にもとづき、具体的な説明を受けると、所見や対処方法についてより理解が深まり、かかりつけ医をもつことで安心感にもつながると思います。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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