変形性股関節症。手術以外の治療方法は?
変形性股関節症の治療で、主治医から手術をすすめられました。手術以外にも痛みを和らげる治療方法はありますか?
女性/40代
2024/09/24
変形性股関節症は、股関節の変化が原因で痛みがあるのか、股関節の状態はそれほど悪くないのに痛みがあるのか、患者さんの状態によって治療の進め方が検討されます。主治医に相談しながら、痛みがどこからきているものかを明確にし、状態に合わせて対応をしていくことが必要でしょう。
一般的には、ある程度、病状が進んでいる変形性股関節症は、手術による治療が行われます。
手術以外の保存療法で考えられるものとしては、以下の方法があり、主治医の指示のもと、これらを組み合わせて行います。
●股関節に負担をかけないよう体重管理をする
●運動療法(股関節のストレッチ、筋肉トレーニング、股関節の負担を軽減しながらできる水中運動など)
器械やホームエクササイズによる筋力訓練、ストレッチ、水中歩行などの運動療法は、痛み、関節の動き、生活の質の改善に有効といわれます。通常、6~12週間程度、運動を継続することで効果が期待できます。しかし、中止すると徐々に効果がなくなるため、運動の継続が必要です。
そのほか、温泉療法やマイクロウエーブなどを用いた温熱療法があります。温泉療法は、温泉に浸かることと、水中の運動療法を組み合わせた治療法です。温熱療法は、温熱による痛みや筋肉のこわばりの改善と、運動療法との組み合わせでより効果が期待できます。
以上のことを参考に、自身の状態と日常生活の状況も含めて、今後の治療方法について、主治医とよく相談されることをおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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