エムポックスの感染経路と初期症状
エムポックスという病気を最近、耳にします。どのように感染して、どんな初期症状がありますか?
男性/40代
2024/09/17
エムポックスは、中央アフリカから西アフリカにかけての地域で流行が見られるウイルス感染症で、元々は「サル痘」と呼ばれていました。エムポックスウイルスに感染することで発症し、日本では第4類感染症に分類されています。
アフリカに生息するげっ歯類(ネズミやリスなど)や、サルやウサギなどのエムポックスウイルスを保有している動物との接触により、人にも感染が起こります。
具体的な感染経路として、感染した動物や人の血液・体液・皮膚病変への接触のほか、エムポックスに感染した動物に噛まれることや、アフリカに生息している野生動物の肉や加熱が不十分な肉を食べることでも感染します。
また、感染している人が使用した寝具類等ウイルスに汚染された物への接触や感染者との身体的な接触、近距離で長時間飛沫を浴びるなどでも、人から人への感染が起こるようです。
エムポックスに感染すると、発熱や頭痛、リンパ節の腫れ、筋肉痛などの症状が1~5日続いた後、発疹が現れます。
発疹は、最初は平坦ですが、その後丘疹(盛り上がった状態)、液体や膿が溜まった状態となり、その後かさぶたになって治癒へと至ります。発疹は顔面や手足に多く見られますが、口や陰部、目にもできることがあります。発疹の数は数個から数千個と個人差があるようです。
近年では、発熱やリンパ節の腫れなどの症状がなく、急に発疹から症状が始まるケースの報告もあります。
多くの場合は、2~4週間で自然に回復するとされています。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /
関連するキーワード
関連する病気
みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能
※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。