Question

遠方に暮らす親が、介護が必要な状態に

実家の70代の母親が転倒で大けがをしてしまい、その後遺症で介護が必要な状態となりました。今は入院中ですが、退院後の介護について悩んでいます。在宅介護が理想ですが、父親は日中に仕事があり、自分も遠方で暮らしているため、常にケアすることができません。どのように進めていけばよいでしょうか。

男性/40代

2024/08/26

Answer

65歳以上の第1号被保険者は、介護が必要になった原因を問わず、介護保険の給付対象となります。お母様がお住まいの市区町村の窓口で介護認定の申請手続きを行い、介護度(要支援1、2、要介護1~5)の認定を受けたあと、ケアマネジャーなどと相談して作成するケアプランに基づき、サービスを利用します。


在宅介護の場合、訪問介護や訪問看護などの訪問サービス、食事や入浴などの支援が受けられる日帰り通所サービス、夜間の介護の必要がある場合には夜間対応型訪問介護サービス、住宅の改修や福祉用具レンタルの補助などもありますが、利用できるサービスについては、介護の度合いにより異なります。

自治体によっては地域独自のサービスを行っているところもありますので、お母様がお住まいの市区町村の介護保険課や地域包括支援センターにご相談ください。


また、退院後すぐに介護サービスが必要な場合には、お母様が入院されている医療機関の「医療相談室」(または医療福祉相談室、医療連携室など)へ相談することも可能です。

相談窓口には、専任の看護師や医療ソーシャルワーカーなどがいて、在宅療養に関する相談や、地域の医療・介護関係者への連携などにも対応しています。

退院時期や病状に応じた介護支援など、主治医をはじめ院内スタッフと調整を行いながら、在宅復帰へ向けた支援をする役割を担っています。在宅介護を希望していること、同居のお父様が働いていること、ほかのご家族が遠方で暮らしていることなど、不安に思っていることなどを相談されるとよいでしょう。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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