へバーデン結節とは?
人差し指の第1関節に痛みがあり、整形外科を受診したところ、へバーデン結節が疑われるとのことでした。どんな病気でしょうか? 医師からは、痛みがあるときはあまり動かさないように言われたものの、日常生活や仕事で指を使うことが多いため、対処法を教えてほしいです。
女性/40代
2024/08/05
へバーデン結節は、指の第1関節が変形や腫れなどを起こす病気です。第1関節の手の甲側に、コブができるのが特徴です。
人差し指から小指にかけて第1関節の腫れや、変形、痛みなどの症状が現れ、親指にもみられることもあるようです。第1関節の動きが悪くなり、痛みのために指を曲げ伸ばしすることが難しくなります。第1関節の近くに水ぶくれのようなでっぱりができることもあります。
40代以降の女性に多く発生するといわれ、手を酷使する人はなりやすい傾向があるようです。
治療は、局所の安静や薬物治療(消炎鎮痛剤の内服や外用剤の使用など)、腫れや熱感があれば患部を冷やしたり、局所のテーピングなどをします。急性期では関節内ステロイド注射なども効果があります。
保存的療法で痛みが改善しない、変形がひどくなるなど、日常生活に支障をきたす場合は、手術を検討します。
治療法については、主治医によく相談されることをおすすめします。
また、できるだけ指先に過度な負担がかかることは控えて、痛みがあるときは安静にしましょう。痛みがあっても指を使わなければならないときは、テーピングが有効のようです。
そのうえで、職場では上司や同僚、同じ仕事をしている人たちに事情を説明して、業務内容について相談されるとよいかもしれません。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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