Question

抗がん剤治療の副作用や経過

抗がん剤治療をする場合の副作用や治療の経過について教えてください。また、治療に伴う不安について、主治医のほかにも相談できる場所はありますか?

女性/50代

2024/08/05

Answer

一般的に、抗がん剤の組み合わせは複数あり、がんの広がりや全身の健康状態により選択され、がんを小さくしたり、がんの増殖を抑えたりする目的で投与されます。

しかし、がん細胞だけでなく正常な細胞に対しても影響を与えるため、口内炎、吐き気、脱毛、下痢、白血球や血小板などの数値が低くなる、肝臓や腎臓の機能が低下するなどの副作用が起こることがあります。


副作用の症状や程度には個人差があり、副作用を予防する薬や症状を軽くする薬を投与しながら経過をみますが、副作用が強い場合には、薬の変更や休止も検討します。

このほか、がんによって胆管が狭くなった場合は胆管に管を挿入して胆汁を体外に排出できるようにする手術や、消化管が狭くなった場合はステントと呼ばれるチューブのような器具を入れる手術をすることもあります。


近年では痛みや苦痛のコントロールに関する研究も進み、よりその人らしい毎日を過ごせるようにする緩和ケアもすすめられています。

また、患者や家族の希望に沿って、在宅で過ごすなどの方法が選択できることもあります。


主治医にいろいろな疑問や不安を伝えることがいちばんですが、かかっている医療機関に「がん相談支援センター」や「医療相談室」が設置されているようでしたら、そちらでさまざまな心配事も相談することができます。



回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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