軟便が続く
昨年からずっと軟便が続いています。下痢ではないものの、形をとどめないくらいのゆるさです。腹痛などの症状はありませんが、改善したいです。
女性/40代
2024/07/21
便がゆるい状態が続いているとのこと。
便の状態をよくするには、腸内環境を整えるために、次のようなことを試されるとよいでしょう。
●食物繊維をとる
食物繊維には「水溶性」と「不溶性」の2種類があります。
水溶性は腸内環境を整えますが、とりすぎると下痢の原因になります。不溶性は腸内の老廃物を吸着させ、便のカサを増し排泄をスムーズにしますが、とりすぎると便秘やおなかの張りの原因になります。
便通を整えるには、不溶性と水溶性を2:1のバランスでとるのが理想です。
・不溶性食物繊維が多い食品=キノコ類、豆類、穀物(玄米、ライ麦など)、野菜(切り干し大根、ナス、レンコン、タケノコ、かんぴょう、ゴボウなど)
・水溶性食物繊維が多い食品=果物、イモ類、野菜(玉ネギ、春菊、ホウレン草、カボチャ、大根、トマトなど)
●発酵食品をとって腸内の善玉菌を増やす
ヨーグルトや納豆など、善玉菌を含む発酵食品を食べるようにします。乳製品が苦手な人や合わない人は、漬物、みそ、納豆など和の発酵食品がおすすめです。特に納豆は悪玉菌の働きを抑える働きがあります。そのほか、プルーン(食物繊維)、はちみつ(オリゴ糖)などもいいでしょう。
●1日3回、規則正しい食事を
食事をとると交感神経が活性化し、食後には副交感神経が活性化します。そのため、規則正しく食事をとることで、自然に自律神経のリズムが整います。
●生活リズムを整える
早寝早起きを心がけ、よくからだを動かし、生活のリズムをできるだけ整えましょう。
●食べ方にも注意して、腹八分目に
少食、偏食などが続くと便量が減り、便通が整いにくくなります。また、食べる量は腹八分目がいいでしょう。
●刺激物は控えめに
激辛の食品やコーヒーは控えめがよいでしょう。下痢をしやすいときは乳製品や冷たいものを控えましょう。
●心身ともにストレスを減らす
ストレスなど心理的な要因が関係することもあります。体調が優れないときには、精神的に負担が大きくならないように、ゆっくり過ごす時間をつくる、睡眠時間を確保するなど、生活スタイルを見直すことも大切です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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