Question

同僚の活躍にコンプレックス

半年前、異動で営業部に配属されましたが、仕事がうまくいかず悩んでいます。同じ時期に異動してきた同僚は、私と同じく未経験者なのに業績がよく、周囲から認められつつあります。私はミスもしない代わりに大きな成功もないですが、同僚は成果を上げているのでちょっとしたミスは見逃してもらえます。活躍している同僚を見るとコンプレックスを感じ、モチベーションは下がる一方です。

男性/30代

2023/10/02

Answer

活躍している同僚と比べてしまい、仕事に対する前向きな気持ちが失われつつあるのですね。異動時期や経験値も同じだと、より意識してしまうことでしょう。こういった時に、そのコンプレックスをプラスのエネルギーに変えていけるとよいですよね。状況の捉え方や気持ちの持ち方などについて考えていきましょう。


仕事での成功というのは、個人の能力や努力だけでなく、その時々の状況や運といった外的な要因も複合的に作用して、叶えられるのではないかと思います。同僚の活躍も、もちろん同僚自身の力もあると思いますが、それ以外にもさまざまな要因が影響しているのではないでしょうか。具体的な仕事内容はわかりかねますが、例えば営業成績を上げているという場合、相手との相性やタイミングなども重要になってくるでしょう。


まずは、同僚がなぜ成果を上げることができたのか、冷静に分析してみてはいかがでしょうか。この半年間を振り返り、同僚と自分とで違っていた部分は何だったのか、よく考えてみることも大切だと思います。その結果、もし同僚がご自分よりもよい環境に恵まれていたことがわかれば、必要以上にコンプレックスを感じなくてもよいでしょう。環境は同じだったが、同僚は陰で人一倍努力を重ねていたり、性格的に今の仕事に向いていたりしたのであれば、そこから何かを学び取ることができるかもしれません。同僚の活躍の要因を知ることは、今後のご自身にとってプラスになるのではないでしょうか。


ただ、同僚は性格も素質も異なる別の人間なので、同僚のやり方がすべてご自身に合うとは限りません。同僚のように、小さなミスはしてもそれをカバーするだけの成果を上げることで評価される人もいれば、派手な業績はなくても、ミスをせず堅実な仕事を積み重ねて信頼を勝ち得る人もいます。同僚から学べる部分は参考にしつつ、ご自分に合った取り組み方を見つけていけるとよいでしょう。


また、仕事では短期間での成果を求められることがある一方で、長期的な視野を持つことも必要になります。今ご相談者は、半年間という短期間での成果を気にかけていますが、今後の頑張り次第で、同僚もご自身も業績が変わってくることでしょう。現在の成果にとらわれすぎずに、もう少し長いスパンで、自分がどう成長していけるかを考え、仕事と向き合ってみてはいかがでしょうか。


競い合える同僚がいるのは、よい刺激となることもあれば、強いプレッシャーになることもありますよね。同僚の活躍を見て、自信を失いそうになったら、自分ができていることや得意な面にも目を向けてみてください。例えば、同僚に比べてミスがない点はご相談者のすばらしい長所といえるでしょう。そういったよいところを伸ばしながら、自分なりのやり方で仕事に取り組んでいけるとよいですね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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