Question

心配事や悩みごとで眠れなくなる

仕事や家庭のことで心配ごとがあると、夜ぐっすり眠れません。そのことばかり考えてなかなか寝付けず、ときには明け方まで起きていることもあります。あとから考えると、そこまで悩むことでもなかったと思うのですが、そのときは割り切ることができず、寝不足が続いてしまいます。からだもつらく、仕事にも影響が出てしまうので何とかしたいと思いつつ、性格的な問題なのかなかなか解決できません。どのような心の持ち方で乗り越えればよいのでしょう?

男性/30代

2023/09/28

Answer

プレゼンなどで緊張することや、旅行などでわくわくする日の前日、また心配ごとや悩みがある時に目がさえてしまい、眠れなくなることは、よくあることです。こういった不眠は、原因となるものがなくなるに従い、解消することが多くあるので、あまり頻繁でなければ、心配しすぎなくてもよいかもしれません。


ご相談者の場合は、後から考えるとそれほどでもないことだけれど、そのときは割り切れずに考え続けてしまうとのこと。周囲が寝静まった夜中は、考えごとに向いているとはいいづらいのが本当のところです。自分だけが起きている静寂の暗闇で、考えれば考えるほど悪いほうに思考が向かってしまい、不安が不安を呼び、どんどん目がさえて眠れなくなってしまうことがあります。


仕事や家庭で問題が生じているときは、ご自身の工夫や周囲の方の力を借りるなどして、なるべく早めに解決に向けて動けるとよいですね。そこまで大ごとではないけれど、気にかかっていることがあると自覚があるときは、何が不安に感じられるのか、そのためにどうすればよいのかを書き出し、整理してみると安心できることもあります。考えごとは日中にするようにし、夜は楽しかったことやうまくいったことを考えて頭から追い払うようにしてみてはいかがでしょうか。


眠れるかどうかの不安やストレスから、さらに目がさえ、悪循環になることもあります。翌日の仕事のことなどを考えるとつい焦ってしまいますが、うまく寝付けないときは、あまりどうしようと思いすぎないようにしましょう。「1日くらい寝なくても平気」と思っているほうが、すんなり眠りにつけることもあります。


いろいろと挙げさせていただきましたが、工夫してみてもなかなかうまくいかなかったり、仕事や日常生活にも支障が出る場合は、専門家の力を借り、改善していくことも大切です。睡眠外来や心療内科、メンタルクリニックなどで相談ができるので、無理をせず、気軽に相談されてみてくださいね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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