肝臓、胆嚢にいい生活は?
健康診断の腹部超音波検査で、肝血管腫、胆嚢結石、胆嚢壁肥厚を指摘されました。再検査の必要性などは書かれていなかったので心配はないようですが、肝臓や胆嚢の健康増進のためにできることはありますか?
男性/40代
2024/07/10
健康診断で肝臓の異常を指摘されたとのこと。肝血管腫はよくみられる肝臓の良性の腫瘍で、多くは経過観察が行われます。胆嚢壁肥厚は、胆嚢結石がある場合によくみられる状態で、炎症などが起きていなければ、やはり経過観察を行います。
どちらも現時点では心配のいらない状態と考えられますが、これを機に、肝臓や胆嚢の健康を意識されるのはとても良いことですね。いくつか生活上のポイントをご紹介します。
▼食事
代謝の役割を担う肝臓は、食べ過ぎ、飲み過ぎで大きな負担を強いられます。栄養バランスのとれた食事を心がけることが大切です。
・脂身の多い動物性タンパク質や揚げ物は脂肪が多いため、とりすぎに注意
・野菜や海藻、キノコ類などの食物繊維は余分な脂質をからだの外に排出してくれるため、積極的にとる。また、便秘は肝臓に負担がかかることから、便秘予防のためにも積極的にとる
・アルコールは控えめに、適量を守る
▼運動
・ゆっくりと脂肪を燃焼させるウォーキングなどの有酸素運動を行う。運動は毎日30分以上が望ましいが、週に数回であっても継続することで効果が期待できる。
・自宅や会社など生活のなかでこまめに動くことも効果がある。リズミカルな早歩きをすると脂肪燃焼効果がアップする
これらの運動は、翌日に疲れが残らない程度を目安にする
▼日常生活
・熱すぎる湯や長風呂は疲労につながるため、肝臓に負担をかけないよう、ぬるめの半身浴がおすすめ
・細胞を修復する成長ホルモンは睡眠中に分泌される。傷ついた細胞を修復するため、睡眠不足は避ける
・ストレスや疲れにより、血中脂質の合成が促される。気分転換や休養を心がけ、リラックスできる時間をつくる
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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