ウイルス性のいぼの治療

2024/07/06
最近、手にいぼができました。少しずつ大きくなっていくので、皮膚科を受診したところ、乾燥でできたひび割れからウイルスが侵入したのではといわれました。医者からはレーザーなどで除去することをすすめられましたが、肌に傷がつくので再発することもあるといわれ躊躇しています。どのように治療を進めるのがよいのでしょうか。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
ウイルス性いぼは、皮膚の細胞にヒトパピローマウイルスが感染して生じます。ウイルスの型は200種類以上あり、感染したウイルスの型によって症状が異なります。
通常は皮膚のバリア機能によって守られていますが、皮膚や粘膜にできたわずかな傷口からウイルスが侵入し、感染します。
ほとんどのいぼは、あとを残さず1~2年で自然に消えることが多いと考えられていますが、気になる場所にある、あるいは今回のように、広がりがみられる場合には、医師へ相談するのが適切でしょう。また、触るなど皮膚への刺激はできるだけ避けるようにしましょう。
ウイルス性のいぼの治療には、特効薬や特効的治療法はないのが現状ですが、液体窒素を用いた冷凍凝固療法、電気焼灼法、ヨクイニン内服療法などが一般的によく行われます。
治療は、いぼの種類と発生場所、それぞれの患者に最も適していると思われるものを選んで行われます。ただ、どの治療方針でも、1回でいぼがなくなるわけではなく、何回か繰り返して行うことが多くなっています。
どの治療法が適しているのか、今後の経過の見方などもう一度確認して治療を進めるのがよいかと思います。


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