職場で同僚と昼食をとるのが苦痛
仕事に不満はありませんが、同僚と一緒に昼食をとるのが苦痛です。女性の多い職場で、みんなで一緒にお弁当を食べたり、外食したりしています。昼食の時間は決まっているので、仕事があるからと断ることもできません。とてもよい人たちですが、噂話などに興味がもてず、聞くのも嫌で話についていけません。1人で食べる勇気もなく困っています。
女性/30代
2023/08/21
いくらよい人たちとはいえ、共通の話題や趣味のある「友人」ではないので、ずっと一緒にいるとリラックスできませんよね。昼食を一緒にとることが習慣化している場合、急に断ると関係性が崩れてしまうのでは、という不安もあると思います。
職場の人との調和は確かに大切なことですが、ただ我慢するという方法では、いずれ限界がきてしまいます。自分自身も楽に過ごせる方法を、今回は2つの視点から考えてみたいと思います。
1つは、昼食時の集まりから抜け出すことで、嫌な状況から離れる方法です。毎日1人で昼食時間を過ごすとなると相当な勇気が必要かと思いますが、まずは週1回だけでも離れてみるのはどうでしょう。
もし、昼食時間のすべてを離れることがむずかしければ、数分だけでも用事を作って抜け出す方法でもよいと思います。これまではできなかった、昼食時間にしてみたいことを考えて、それを実行する日を決めて、挑戦してみてはいかがでしょうか。
もう1つは、昼食時の集まりにいながら、自分の苦痛レベルを下げる方法です。参加しているときの気持ち(緊張、イライラ、不安、疎外感など)、からだの様子(動悸、呼吸の浅さ、だるさ、食欲低下など)を苦痛レベル100として自分を客観的にみてみましょう。
急に苦痛レベルをゼロにすることはむずかしいですが、少しだけ下げて90くらいにすることなら可能かもしれません。例えば、静かに鼻で深呼吸をしたり、ゆっくり足を曲げ伸ばししたりするだけでも、からだが少し楽になると思います。そうすると、気持ちも少しほぐれるのではないでしょうか。
関係性を壊さないように気が張っているときは「自分がどう思われるか」という不安が大きくなりがちです。ひと呼吸おいて周りを観察すると、本気で噂話を楽しんでいる人は意外と少ないのではないかといった様子がみえてくるかもしれません。「周囲がどう感じてこの場にいるのか」がわかると、少し気持ちに余裕も出てくることでしょう。
また、興味のない話を聞くことが苦痛であれば、興味がもてる話題を自分から切り出してみたり、昼食のメニューを自分の好きなごほうびメニューにしてみたりするなど、昼食時にプラスの要素を入れることで、苦痛レベルが下がることもあります。自分の心身の苦痛レベルの変化を確認しながら、よい方法を見つけてください。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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