Question

妻が産後で里帰り、生活リズムがつかめない

第一子が生まれ妻が実家に帰っています。実家には両親も健在で何の心配もないはずなのですが、何となく心が落ち着きません。これまで妻がやってくれた家事も自分でしなければならず、生活のリズムがつかめません。

男性/20代

2021/12/21

Answer

あなたご自身はが何となく心が落ち着かないとのこと。ご家族が増えるという大きな変化の中で、これからの生活に不安や戸惑いを感じていらっしゃることは当然のことと思います。


子どもが生まれる、家族が増える、そして何より父親になるという変化は、人生の中でもとても大きな出来事であり、そうした不安や戸惑いは、親になるという責任感の表れでもあると感じます。


一方で、これまで奥様がしてくれていた家事をご自分でしなければならないことに、負担を感じているご様子もうかがわれ、赤ちゃんのいる生活に向けて、気持ちを切り替えていくことが、ひとつの課題になってくるかもしれません。


赤ちゃんがいる生活は、大人2人だけの生活とは、ガラリと変わります。ご家族の帰宅を待つこの期間を、気持ちの切り替えと新しい家族を迎えるための準備期間と考えるとよいと思います。


コロナ禍の中、ひんぱんに会いに行くのはむずかしいかもしれませんが、会える時には会いに行く。また、奥様の負担にならない範囲でネットや電話等でコミュニケーションをとって、赤ちゃんと奥様の様子を知り、子育ての大変さを共有しておくことをおすすめします。


生まれてしばらくは、赤ちゃんは数時間おきの授乳やおむつ換えなどが必要で、奥様は夜中に何度も起きて寝不足になっていることも考えられます。新米ママとして頑張っている奥様へ、ねぎらいや思いやりの声かけも忘れないでくださいね。


帰宅の日が近づいてきたら、これからの生活のためにあなたが準備しておくことを聞いておきましょう。その時にできそうにないことは無理に引き受けず、「それはむずかしい」と正直に伝えて話し合うことも大切です。そのうえで自分にできることを責任をもってすることをおすすめします。


家事にはどうしても得手不得手があると思いますが、赤ちゃんのいる生活では待ったなしで対応しなくてはならないことも増えてきます。最初は上手くできないことも多いと思いますが、奥様だけに任せるのではなく、育児に参加するという姿勢が大切です。教えてもらいながら、一緒に調べながら、できることをひとつずつ増やしていけるといいですね。


育児や家事の役割分担はご夫婦によって多様で、こうあるべきというものはないかもしれません。力まず、避けず、ご夫婦で向き合って、自分たちのやり方を見つけていってくださいね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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