社交的になるには？

仕事を始めてから、初対面の人とでも積極的に話さなくてはならない機会が増え、社交的になりたいと思うようになったとのこと。ご自身の苦手な面と向き合おうとされる前向きな様子が感じられました。

社交的とひと言でいっても、思い描くイメージはさまざまだと思います。ご相談者には長くよい関係を築いている友人もいらっしゃるようで、対人関係において自信をもってよい面もあるはずです。例えば、人の話を聞くのが上手であるとか、場の雰囲気を和ませることができるなど、まずはご自身を振り返ってみてください。そのうえで、無理をしすぎることなく、なりたい社交的なイメージに近づけるようにしていければよいですね。

実践する際には、社交的でいいなと思える友人や先輩社員などを参考にしてみるのも1つの方法です。可能であれば直接相談してみて、工夫をしていることや心がけていることなどを教えてもらえると、参考になることがあると思います。

ただ、ご自身がよいと思うことをすべて一度に取り入れることは少しむずかしいかもしれません。話している時の表情や、会話の流れ、姿勢など、どれか1つできそうなことから真似をしていくと取り組みやすいのではないでしょうか。最初は不自然に感じるかもしれませんが、続けるうちに自然になっていくこともあり、やってみて疲れてしまうなど、自分には合わないと感じるなら、無理をする必要はありません。いろいろと試しながら、ご自身のスタイルを作っていくことができればよいですね。

人は無理に隠したり、押さえつけようとする時ほど、本心が顔や態度に出ることがあります。もし可能なら「人と話すことが苦手で、今とても緊張しています」などと、正直に前置きすることでも、かえって落ち着いて会話ができるかもしれません。

忘れてはいけないのは、苦手なことやうまくできないことに対して、不安になりすぎたり、自分を責めすぎないようにすることです。むしろ、苦手なことにチャレンジしている自分をほめてください。そうすることで気持ちも長続きして、自分のスタイルがきっと見つけられることと思います。