Question

息子が3年で退職、引きこもりが心配

息子が就職して3年目で会社をやめました。はじめは仕事を探していたのですが、なかなか決まらず、最近は家でダラダラと過ごしています。「そろそろ仕事を探したら?」と言うと、「うるさい!」といって部屋に閉じこもってしまい出てきません。このまま引きこもりになってしまうのではと心配です。

女性/50代

2021/12/21

Answer

「そろそろ仕事を探したら?」と声をかけるのも、ご自身がいちばん身近で真剣に心配しているからこそではないかとお察しいたします。

息子さんを思う気持ちに対して「うるさい!」と言われてしまうと、どのようにサポートすべきかがわからずに戸惑ってしまいますよね。今後、息子さんとどのように関わったらよいのかを考えていくために、まずは息子さん自身がどのような心境でいるのかを一緒に考えてみましょう。


せっかく就職した会社を3年で退職したことは、親にとっては心痛むことだと思います。一方で、見方を少し変えてみると、慣れない環境に耐えながら、2年以上も仕事に向き合い続ける力が息子さんに備わっていたことも意味します。


会社で過ごした年月は、決して短いものではありません。退職後も次の仕事を探すべく頑張り続けていた様子ですから、今は心身ともに疲れているのかもしれません。また、息子さんが現状を「挫折」と捉えていた場合、新たな課題へ向かう前に、精神的な疲労から回復し、傷ついた気持ちを立て直す時間が必要となります。


息子さんの心の中には、転職先が決まらないことへの後ろめたさや、焦る気持ちもあると思います。疲労や自分を責める気持ちが重なるあまり余裕を失い、親からの大切な言葉を助言として受け止めきれずに怒ってしまうのかもしれません。


人は長い人生において、それぞれの年代で向き合うべき心の成長課題があると言われています。息子さんの年代で職業選択の悩みを抱えることは決して悪いことではなく、むしろ、ときには悩むことも必要と捉えてみてはいかがでしょうか。


働き方や仕事選びについて悩み迷う息子さんにとって、じっくり考えることを許される居場所があることは大きな救いとなります。今は家の中が息子さんにとっての大切な居場所と位置づけ、「仕事探し」以外のことを話題にしながら見守るという方法もあるのではないでしょうか。


ただし、睡眠の支障や食欲不振などの体調不良、部屋に閉じこもる時間が長くなり家族と口もきかなくなった、衛生面が保たれなくなった、プライベートでの活動が極端に減ってきたなど、心身の状態に変化がみられるときは注意が必要です。


こうした場合、心療内科などの専門医療機関への受診を促すことも息子さんをサポートすることにつながります。また、息子さんの心身の状態について、ご自身が家族の立場で専門家へ相談することも試みていただけたらと思います。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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