Question

尿管結石の疑いで経過観察

2週間ほど前から血尿が出て、ほどなくして脇腹に痛みが出たため、泌尿器科を受診しました。症状から尿管結石が疑われ、超音波検査とCT検査をしましたが、経過観察となりました。薬も痛み止めを処方されただけで、水分を多く取るように指示されましたが、痛みはまったく改善されません。このまま様子見で大丈夫でしょうか?

男性/40代

2024/06/13

Answer

尿管結石の位置や体の状態にもよりますが、直径5mm未満の場合には、自然に排出(排石)することが期待されると考えられており、通常、薬による治療を行いながら保存的に経過をみていきます。結石が小さいほど、排石率は高く、排石までの時間も短いのですが、できるだけ早く結石が流れ出るように、水分を十分にとる(1日2000mL以上)ことが推奨されています。


尿路結石が移動せず排石しないと考えられる場合や、自然排石が難しい直径10mm以上の結石では、体外衝撃波砕石術や経皮的破砕術などの外科的治療が検討されます。


結石が尿管などへ下りてくる際には、結石のある側の背部やわき腹にかけて激しい痛みの発作を起こすことがあります。とくに尿管から膀胱への入り口は狭いため、通過に時間がかかる傾向にあり、この発作を我慢することは、からだに負担がかかるものです。強い痛みを繰り返す場合、尿が出にくいなどの症状があれば、早めに再受診することをおすすめします。


ご相談者は、今のところ処方されたのは鎮痛薬だけとのことですので、次回受診の際には、ほかの対処法はあるのか、その場合、どのような方法なのか、どのタイミングで検討されるのかなどについてよく相談されることをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /

関連するキーワード

結石
血尿

関連する病気

本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。