人に気を遣いすぎて疲れてしまう

休みの日に遊びに行ってどっと疲れてしまうことから、気を遣うことなく人と接したいとお考えなのですね。コミュニケーションをとることには問題を感じていないということですが、どんな相手に気を遣い、どんな場面で疲れてしまうのでしょうか。

プライベートの人間関係では、役割や決まったかかわり方があるわけではありませんから、慣れない間柄であればよりいっそう、どう立ち振る舞えばいいのか、様子をうかがって気を遣い、多くのエネルギーを消耗してしまうのかもしれません。

特定の相手、メンバーに対して疲れてしまうのか、食事やショッピングといった遊び方が関係しているのか、また疲れてしまったときの自分の元々の体調はどうだったか、振り返ってみてください。

メンバーによる場合、グループ全体なのか特定の個人なのかもありますが、特定の相手がいるならば、その人を避けるとまではいかなくても少し距離を保つようにすることで、直接的なかかわりを少なくできるとよいかもしれません。

また、仕事で疲れていたり、体調が悪いなど、体力的に余裕がないときは、心にもゆとりが少なくなります。ふだんは気にならない相手の言動も、心にゆとりがないとネガティブにとらえてしまい、よりいっそう気を遣い、疲れてしまうことも考えられます。

気を遣いすぎて疲れてしまいそうだと予測できるならば、予定を短時間で切り上げたり、場合によっては断るなど、調節できるとよいかもしれません。

あなたはマイナスにとらえているかもしれませんが、人に気を遣うということは、円滑な人間関係を維持するうえではとても大切なことです。どのような場面で疲れやすいのか自分の傾向を把握しつつ、無理のない範囲で気を遣うことで、より円滑な関係を築いていくことができると思います。