Question

皆の話題についていけない

周りからよく鈍感といわれます。人づき合いが悪いわけではないのですが、皆と一緒に会話をしていると、「そんなことも知らなかったの? 鈍感ね」といわれてしまい、話題についていけません。ときどき疎外感を感じてしまいます。どうすれば皆の話題についていけるようになりますか?

女性/20代

2021/12/21

Answer

「鈍感」という言葉は、ややマイナスに捉えられることが多いですが、少し見方を変えると、あなたは周囲のことをあまり気にしないマイペースな方なのかもしれません。人づき合いは悪くはないということは、その性格が周りの方からは受け入れられ、場合によってはよい一面として捉えられている可能性もあるように思いました。


疎外感を感じることがあり、鈍感と言われている部分を変えていきたいということですが、いわゆる暗黙の了解のような形で、皆さんが知っていたり、察していたりすることに、なかなか気づけないということなのでしょうか? そうであれば、場の雰囲気を読んだり、周囲の状況の変化などを察知したりすることが苦手なのかもしれませんね。


こうした能力は人によって違いがあり、生まれ持った性格傾向なども影響していると思われますので、「鈍感」なタイプの方がすぐに「敏感」になることは一朝一夕にはむずかしいかもしれません。しかし、自分に足りない部分を少しずつ補っていくことはできると思います。


あなたから見て、敏感な人、いろいろなことをよく知っている人というのは、日ごろどのような言動をしているでしょうか。そのような方から何か学べることはないか、考えてみてはいかがでしょう。


例えば、その方はあなたと話をするとき、あなたの表情をよくみていたり、細かい変化に気づいてくれたりするということはありませんか。一般的に、敏感な方というのは、言葉以外の情報をキャッチすることに長けています。


相手の雰囲気や話し方、身振り手振りなどをよく観察し、そこからさまざまな情報を得ていることが多いと思います。そういった部分を少しずつ真似してみて、今までよりも多くの情報を得られるよう努力してみるのもひとつの方法です。


一方、必ずしも敏感であることが良く、鈍感であることが悪い、というわけではありません。前述したように、周りにあまり捉われないというのは、あなたのよい部分である可能性もあります。ですから、話題についていきたいということだけであれば、敏感になるというより、その話題についていろいろと聞いてみるなどして、会話に加わるという方法もあると思います。


複数人の会話で話題についていけることも必要ではありますが、1対1のかかわりの中で、よい関係を築いていくことも非常に大切です。あなたがそういった関係を築けているなら、鈍感であるとあまり気にしなくても大丈夫だと思います。自分のよい面にも目を向けてあげてくださいね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

コミュニケーション
友人の悩み
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。