Question

セカンドオピニオンを受けるタイミング

泌尿器科で前立腺の治療を受けていますが、定期検査の結果、前立腺がんの疑いがあることがわかりました。生検はこれからです。セカンドオピニオンを希望する場合、どのタイミングで受けるのがよいのでしょうか。

男性/50代

2024/05/30

Answer

一般的にセカンドオピニオンとは、重大な疾患の診断や治療方針について「主治医の承諾を得て」、主治医以外の医師に「第二の意見」を聞くことをいいます。診断や治療方針に納得できない場合やいくつかの選択肢がある場合、ほかの医師と話をすることで、病気への理解はさらに深まります。また、主治医とセカンドオピニオン先の医師の意見が同じであるとわかれば、納得・安心してその後の治療が受けられることもメリットです。


セカンドオピニオンを希望の際には、主治医よりこれまでの検査データや経過のわかる記録および紹介状を書いてもらい、持参します。保険診療の範囲外ですので、受診の費用は全額自己負担となります。

転院を希望の場合には、セカンドオピニオン外来ではなく、紹介状や検査データなどの医療情報を持参して一般外来となります。

大学病院や総合病院など、セカンドオピニオン外来のある医療機関であれば受けることができます。ただし、一般的にセカンドオピニオン外来を受診するには、相談時間の制約や主治医の承諾があることなどの条件があり、その条件は医療機関によって定められています。また、セカンドオピニオンの対象となる診療科や疾患が定められている医療機関もあります。


セカンドオピニオン先については、本人の希望にもよりますが、がん治療の場合、がんの治療を専門的に行っている都道府県がん診療連携拠点病院、がん治療専門の病院や大学病院、がんの治療を積極的に行っている医療機関などが選定先になると思われます。


また、前立腺がんは標準的な治療のほかにも、治療の選択肢があるため、セカンドオピニオンを受ける場合には、その点についても相談しておくとよいでしょう。


セカンドオピニオンを受けるタイミングについては、あくまでご本人の希望が優先ですが、どの医療機関であっても最終的な確定診断は生検結果を踏まえて判断することになると思われますので、主治医と相談のうえ、検討されるとよいでしょう。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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