Question
花粉の時期になると歯が痛くなる
花粉の時期になると歯が痛くなります。花粉症が原因で歯痛が起こることもあるのでしょうか? その場合、何科を受診するべきですか?
女性/30代
2024/05/11
Answer
花粉症の代表的な症状には、くしゃみ、鼻汁、鼻づまり、目のかゆみ、流涙などがありますが、それ以外にも倦怠感、集中力の低下、皮膚のかゆみ、頭重、不眠、そして歯痛が起こることもあります。花粉症で、なぜ歯痛が起こるのか、その原因について説明します。
花粉症では、アレルギー反応により鼻の粘膜に炎症や腫れが生じ、鼻汁などの症状が現れますが、中にはその炎症が副鼻腔(副鼻腔とは鼻の周りにある骨内の空洞)にまで広がることがあります。
副鼻腔内に鼻汁がたまると副鼻腔炎を引き起こし、その炎症が上奥歯の根元や神経にまで伝わって(副鼻腔のひとつである上顎洞は上奥歯と非常に近い位置にある)、歯痛が引き起こされることがあるのです。
副鼻腔炎になると、鼻づまり以外にも膿性の鼻汁(粘度の高い黄色や緑色っぽい鼻汁)、頬やおでこの痛み、発熱や後鼻漏(鼻汁が鼻の奥から喉に流れ込む)といった症状が現れます。
花粉症の症状に加えて歯痛がある場合、痛みが偶然に歯の問題(例えば虫歯)で生じていることもありますが、副鼻腔炎を併発している可能性もあります。膿性の鼻汁など、副鼻腔炎の症状があるかを確認し、もし副鼻腔炎による歯痛の可能性が考えられる場合には、耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /
関連するキーワード
副鼻腔炎
歯痛
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能
※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。