緑内障の治療中にしてはいけないことは？

緑内障の患者さんの日常生活ですが、目を使っていけないということはなく、基本的には今までどおりで構いません。ただ、以下の点に気を付けて過ごすようにしましょう。

●薬物（点眼薬など）治療の継続

緑内障の治療の基本は、点眼薬です。欠けてしまった視野を元に戻すことはできませんが、進行を防ぐことができます。自己判断で止めてしまうと症状が悪化する可能性もあるので、医師の指示どおりに継続して使いましょう。使っていて違和感や副作用などを疑う症状があった場合には、その都度主治医に相談してください。

●血行をよくするような習慣を心がける

適度な運動（散歩など、歩くようにする）、ぬるめ（40度前後）の温浴でからだ全体を温めましょう。からだを温める食材としては根菜類が代表的です。

●首を締めつけるような衣類、長時間うつむく姿勢を避ける

長時間の作業時には時々首を回したり、からだを動かしたりしましょう。

●カフェインやアルコールは控えめにする

適量は、コーヒーや紅茶であれば1日数杯、ビールは中ビン1本程度です。