Question

乳房の濃度異常を指摘された

健康診断の乳がん検診でマンモグラフィを受けたところ、右乳房の限局性濃度異常を指摘されました。念のため、超音波(エコー)検査を受けるようにとの指示です。これまでの健診では特に乳房の異常を指摘されていなかったので心配です。

女性/30代

2024/04/25

Answer

乳房の「限局性濃度異常」は乳腺の異常の1つですが、これがすなわち病気というわけではありません。乳房は、乳腺と脂肪で構成されています。乳腺が高濃度というのは乳腺がよく発達した状態を指し、年齢や授乳経験、食生活などによって、比較的若い人に多くみられます。逆に乳腺の脂肪化が進んでいる状態は高齢の女性に多い傾向があります。


マンモグラフィの結果が高濃度、あるいは限局的に高濃度なところがみられるなどで不均一な場合は、乳房超音波検査をすすめられることがよくあります。なぜなら、乳腺の濃度異常があると小さな病変がわかりにくく、しこりなどが見つけにくいことがあるからです。超音波検査は、乳房内の小さな病変を見逃さないために行われます。そのため、現時点では病気の有無はわからず、また超音波検査を促す指示は納得できるものと思われます。

毎年、健康診断を受けることで、何か異常があっても早期に発見が可能で、何もなければ安心できます。健診後は記載の指示に沿っていただくことが基本のため、健診結果をお持ちになり、受診いただくとよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

乳がん
婦人科検診
乳がん検診
マンモグラフィ
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。