子どもの水の飲みすぎが気になる

お子さんが保育園から戻る夕方以降、多くの水分をとられているとのこと。小さな子どもは、からだの水分割合が高く、尿以外にも汗や皮膚、呼気から失われる水分量も多くなるため、成人と比較して体重当たりの水分必要量が多くなります。暑い時期での必要量は通常の1.5～2倍といわれます。また、腎機能が未熟であり、尿を薄いまま体外に排泄してしまうため、体液がより失われやすい状態です。このことから、基本的には子どもが水分をほしがるときには、飲ませてもかまいません。

子どもの水分量は年齢によって異なりますが、1歳3カ月の女の子の場合、体重にもよるものの、1日の水分摂取量は1000～1300mLが目安です。ただし、発汗状況や食事摂取状況などでも異なります。

お子さんの日中の保育園での水分摂取状況や、食事摂取状況、また離乳状況はいかがでしょうか。日中の水分摂取量が少ない、食事量が少ない、汁物をあまりとらない、ミルクや母乳はもう飲んでいないといったことがあると、飲水量は多くなるかもしれません。

また、お子さんが哺乳びんを使用されている場合は、飲みやすさなどから飲水量が多くなる可能性もあります。飲みすぎが気になる場合は、コップやストローマグなどを試してみるのも1つの方法です。

あわせて発汗量や尿量、元気はあるかといった様子も観察してあげてください。何か気になる様子がみられたら、小児科で相談することをおすすめします。