胃の不調が続く

ご相談にある胃の症状から、上部消化管Ｘ線（バリウム）検査ではっきり診断のつかないような軽い胃や十二指腸の炎症など、消化器系の問題の可能性があるように思われます。食後の痛みや頻繁にしくしく痛むような症状がある場合、消化器専門の医療機関の受診が適切でしょう。消化器の軽い炎症があっても、症状を強く感じることはよくあります。この場合、正しい診断をしてもらったうえで、薬を処方してもらうとよくなることが多いです。

ご主人は、人間ドックを受けたとのことですが、専門の医療機関（診療所、クリニックなど）で、できれば消化器内科の専門医に相談することをおすすめします。

また、だるさは生活習慣が要因にあるものから、病的な背景があるものまで多様で、心身が休養を求めるサインでもあります。通常は適度な休息や気分転換などにより、徐々に消失しますが、いつまでも続く場合は受診の目安と考えられます。胃の症状で受診する際に、だるさについてもご相談ください。

なお、睡眠時間の確保や、ウォーキングなどで適度にからだの血流をよくすることも大切です。朝食を抜いたり、主食、主菜、副菜がそろわないバランスを欠く食事が続いたりすると必要なエネルギーやビタミン類など栄養素が不足し、だるさがとれないこともあります。食事内容を意識されるとよいでしょう。