一人暮らしの親の生活をサポートする方法は?
一人暮らしの父のことで相談です。腰が悪く、できないことが増えてきたので、介護サービスを頼みたいけれど、本人が受け入れてくれません。できるだけ長く今の生活を維持できるようにサポートしたいのですが、どのような方法が考えられるでしょうか?
男性/40代
2024/04/04
これから先、お父さまが自宅で今までのような生活を送れなくなったときは、その状況にもよりますが、介護保険を利用して自宅で療養する、一時的に治療を受けるために入院する、介護施設に入居するなどの選択となってくると思います。
高齢になると生活環境を変えたくないと希望され、介護保険などのサービスを活用しながら、住み慣れた環境で生活を続ける方もいます。あらかじめ、お父さまのご希望やお気持ち、ご家族の意向も含めて伺っておくとよいでしょう。今後の方向性へのヒントになるうえ、いざというときに迷うことなく、準備を進められるのではないかと思います。
しかし、将来のことを家族だけで具体的に話し合うのはなかなか難しいときもあると思います。誰もが介護の話はできれば避けたい、できるだけ先延ばしにしたいと考えることもあります。可能な範囲でお父さまの住まいを訪ねたり、電話をしたりするほか、ケアマネジャーや近所の方、親戚など、周囲の方とよい関係をつくり、お父さまを支えていけるとよいと感じました。
とくにお父さまの介護では、ケアマネジャーとのかかわりが重要です。ご本人が介護サービスを受け入れないご様子があること、ご相談者が不安に思っていることなどをまだお伝えできていなければ、ケアマネジャーへ相談されてはいかがでしょうか。お父さまのケアプランを作成する立場のケアマネジャーに状況を理解いただくことは大切だと思います。そのうえで、お父さまの今後の生活のこと、利用できる介護保険サービスの種類など、可能な範囲でお父さまのご希望に沿って、安心して過ごせるような対策を相談されてはいかがでしょうか。
お父さまの様子もご家族の状況も時間とともに変化していきます。その都度、状況に応じた対応が必要となるので、介護にあたってのキーパーソンであるケアマネジャーとの関係を保ち、いつでも相談できるようにしておくことをおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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