Question

声が聞き取りにくいといわれる

今回の異動で、お客様の問い合わせを電話などで受ける業務の担当になりました。もともとのどが弱く、長く話すと声がかすれたり、大きな声が出にくいため、声がやや聞き取りにくいといわれており、悩んでいます。何とか対処する方法はありますか?

女性/40代

2024/03/27

Answer

のどが弱く、声が通りにくいといわれたり、長く話すとのどのかすれが生じたりするとのこと。

声がかすれるといった症状は「嗄声(させい)」と呼ばれます。のどの痛みはなく、声が出しにくい感じがある、生活に支障を感じるといった症状が続く場合、声を出す職業の人の場合は、声帯ポリープなど、のどに異常がないかを診てもらうことがあります。この場合は耳鼻咽喉科を受診します。


耳鼻咽喉科で異常がない場合には、声帯を開閉する神経に問題がないかどうかを神経内科、または脳神経外科、あるいは音声を専門とする音声外来などに相談することもあります。

また、過度に緊張することで、声が出しにくい場合、リラックスすることで効果が期待できるため、のどや神経など器質的な問題がないなら、緊張などを緩和する対策が必要かもしれません。その場合は、心療内科が適切です。ご相談者の場合、まずは原因の確認のために、耳鼻咽喉科への受診がよいと思います。


一般的な対応として、ご自身で気をつけるとよいことを以下に挙げます。

長い時間話し続けることや、大声を出す、叫ぶ、せき払いをすることなどは声帯に負担をかけてしまうため、仕事以外の時間には無理な発声を抑え、アルコールや喫煙を避け、うがいを励行し、のどを潤すようにしましょう。また、室内の乾燥を防ぐために加湿器の使用や、ぬれたタオルを干すことなどで湿度を50~60%に保つようにします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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