ストレートネックの改善法は?
ストレートネックで、神経障害性疼痛治療薬の内服と、ストレッチが中心のリハビリを続けています。現在も首・肩・腕の痛み、しびれ、目の痛みやめまいなどに悩まされています。仕事がデスクワークのため、上司に相談し、勤務中も数回のストレッチを行っています。動かすと多少の痛みを伴いますが、あまり効果が上がっていないようです。しかし、医師はリハビリで頸椎の湾曲が元に戻ってくるといいます。
男性/30代
2024/03/23
治療を続けているにもかかわらず、ストレートネックの症状がなかなか改善されないとのこと。
ストレートネックは、X線の画像上、本来自然なカーブを描くべき首の骨の配列が直線状になっているため、首の痛みや肩こり、頭痛などさまざまな症状が生じる状態を指します。症状の感じ方には個人差があり、強い症状がある場合に治療が行われます。ストレートネックは、その人のもともとの骨格が原因で起きていることが多く、なで肩で首がまっすぐな人に症状が起こりやすいといわれています。また、パソコン作業など、長時間、首を下に向ける姿勢を続けることで首に負担がかかり、筋力が低下し、症状が現れるのではないかとも考えられています。
一般的には、もともとの骨の湾曲を変えることはなかなか難しいため、症状が起こりにくくすることを目的に治療します。主治医はおそらく、元の症状がない状態に戻れるということを伝えたかったのでしょう。
一般的な治療は、リハビリテーション、内服薬・外用薬、理学療法が行われます。現在、ご相談者が実践されているストレッチは、一般的には痛みがあっても続けたほうがよいとされています。しかし、痛みが強く、どうしても続けることが難しくなった場合は主治医に相談してストレッチを中断し、ほかの治療法を検討するといいでしょう。また、ストレッチを行う前にあらかじめ医師から処方されている鎮痛薬を内服してから行う方法もあります。あわせて主治医に相談してみてください。
デスクワークは症状を起こしやすい環境といえるでしょう。以下に正しい座り方をご紹介します。
ひざの位置は、腰と同じかやや高めにし、できるだけ椅子に深く腰かけ、背筋は伸ばします。目とパソコン画面との距離は40cm以上とります。首を曲げず、視線は下向きになるよう、椅子やモニターの位置を調整します。長時間同じ姿勢を続けないようにして、30分ごとに首を回したり反らしたりして筋肉をリラックスさせ、定期的に席を立つなど、動くようにしてください。
ストレートネックは、症状が起こるまで長い年月が経過しているため、改善するまでに時間がかかり、最低でも数カ月必要といわれています。焦らず気長にストレッチを継続していただくとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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