Question

腕のだるさが続く

2カ月前くらいから、右腕がじっとしていてもだるくてつらいです。仕事はパソコン作業が多く、座っているときも何かで支えていないと耐えられません。午前中はよいのですが、午後になるとだるさが現れ、徐々につらくなります。ここ数週間、趣味のテニスの練習は休んでいます。どこが悪いのでしょうか?

男性/40代

2024/03/19

Answer

ご相談者の症状は、じっとしているときに起きていることから、腕や肩などに負担がかかるような姿勢、脊髄など骨の問題、けがなどの既往があればその影響など、整形外科的な症状と考えられます。

午後に出やすく、朝には回復していることからも、長時間の同じ姿勢や単純な動作、からだの冷え、きつい衣類などにより、首や肩周辺の血流が悪くなることと関連があるように思われます。


痛みやしびれがなければ、腕や肩、首など上半身を中心に動かす・回す、肩の上げ下げ、短時間歩くなどで、肩周辺と全身の血液の流れをよくして症状の変化を観察してみましょう。また、デスクワーク時の姿勢も見直してみましょう。背すじをまっすぐによい姿勢を保ち、背中や肩、首などに負担をかけないようにします。物を持つときは、片側の腕だけを使わず、左右均等に使い、その他、就寝前には少しぬるめの湯につかって血流を促してみましょう。ただし、痛みが出てくるようなら、温めないほうがよいと思われます。


運動との関連性については、何らかの問題があるときには運動によって症状がかえって悪くなることが多いです。これまで運動後に症状が悪化するようなことはあったでしょうか。腕がつらいときにテニスの練習を控えるのは賢明だと思います。どのようなときに症状が強くなるのか、または改善しやすいのかなど、今後もよく観察していただくと、受診時の診断の助けになるでしょう。

だるさが今後も続く、または別の症状が出て生活に支障をきたすようになったら、整形外科を受診して原因を探ってもらいましょう。その際に生活上の注意点などを指導してもらうのもよいと思います。


なお、からだの冷えや血流を促すためによい食品は、しょうが、にんにく、とうがらし、玉ねぎ、納豆、かぼちゃ、にんじん、魚介類などです。また、油っぽいものや甘いものを多くとると血行が悪くなるといわれています。食の面からもアプローチしてみてください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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