がん治療中。セカンドオピニオンの結果も同じだったが……
肝原発腺扁平上皮がんのため、抗がん剤での化学療法を受けています。あまり効果が出ていないように感じ、セカンドオピニオンでがん診療連携拠点病院を受診したところ、今と同じ治療をすすめられ、今後についてアドバイスをお願いします。

男性/50代
2024/03/11
がん治療を専門とする医療機関に、がん診療連携拠点病院がありますが、これらの医療機関でも肝原発腺扁平上皮がんは胆管細胞がんの特殊型であり、まれな疾患といわれています。診療ガイドラインによると、肝障害の有無、腫瘍の数や大きさ、血管侵襲の有無や程度、および肝予備能などにより、治療方針が決められるのですが、転移がみられる場合や病状によっては個別性が高くなるため、標準的な治療が当てはまらないことも珍しくありません。
場合によっては完全治癒よりも、がん細胞増殖を抑える治療を選択せざるを得ないこともありますが、完治、延命、生活の質を高めることを目指し、治療が続けられます。転移がある場合や、まれな疾患である場合は、さまざまな場面を想定し、できるだけ経験豊富な専門施設での治療が推奨されています。
ご相談者は、がん診療連携拠点病院にてセカンドオピニオンを受けた結果、現在の治療と同様の化学療法をすすめられたとのこと。
標準的な治療のほかの方法(免疫療法や放射線療法の種類)もありますが、この場合もがん診療連携拠点病院など高度医療を行っている医療機関で相談のうえ、治療を選択されることがすすめられます。ただし、自由診療の範囲の治療は、どのくらいの効果があるのか、未知のものも多いのが現状です。
ご相談者にとって最善の治療が受けられるようにセカンドオピニオンの結果のほか、がん専門の相談窓口、がん拠点病院、主治医とよく相談されることをおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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