月経不順の処方薬の作用は?

2024/03/10
月経が数カ月みられず、月経不順のため婦人科を受診したところ、月経の周期を調整する薬(ノルゲストレル・エチニルエストラジオール)を処方されました。服用した翌日から出血が起きていますが、この薬の作用について教えてください。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
まず月経と無月経の治療について説明します。月経異常には、月経が欠如する無月経、月経周期の異常、月経の出血量の異常、月経の持続期間の異常、初経や閉経の時期の異常、月経に伴う症状の異常などがあります。
無月経は、満18歳になっても初経がない原発性無月経と、それまであった月経が3カ月以上こない続発性無月経とに分けられます。無月経の診断は、妊娠をしていないかを調べる尿妊娠反応検査や、経腟超音波(エコー)検査で確認します。そして、必要に応じて血液検査をします。
問診では、体重の急激な増加・減少、過度の運動、ストレスの有無などを確認します。無月経の治療は、ホルモン補充になります。
今回処方されたノルゲストレル・エチニルエストラジオールは、女性ホルモンの薬です。女性ホルモンの不足やバランスの崩れで起こるいろいろな症状を改善します。月経不順の際のノルゲストレル・エチニルエストラジオールの働きは、月経のリズムを整えることです。一定期間の薬の服用によって子宮内膜に作用し、その後、薬の服用を中止して月経の出血を起こさせる働きがあります。


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