花粉症の市販薬の選び方
花粉症の時期はいつも鼻炎がひどくなります。花粉症の市販薬を購入する場合、効き目の強さなどは何を基準に選ぶのがよいのでしょうか?
女性/30代
2024/03/01
花粉症は、体の免疫反応が花粉に過剰に反応することで、くしゃみ、鼻水・鼻づまり、目のかゆみ、充血などの症状を引き起こします。
ご相談者は、花粉症の時期にとくに鼻炎の症状が強くなるのですね。花粉症の市販薬には多くの種類がありますので、市販薬を選ぶ際にはとても悩まれることと思います。
鼻炎の主な症状であるくしゃみ、鼻水・鼻づまりでは、それぞれ症状の起こり方(花粉が体内に入ってから症状が現れるまでの機序)が異なります。そのため、どの症状がより強いか(つらいか)によって市販薬を選ぶとよいでしょう。症状に応じて使い分けたり、種類や組み合わせを変えることで、ご自身に合った効果が得られます。下記のアドバイスを参考にしてください。
●くしゃみ・鼻水が強い場合…抗ヒスタミン薬
●鼻づまりが強い場合…ロイコトリエン受容体拮抗薬、点鼻の血管収縮薬
●くしゃみ・鼻水・鼻づまりが強い場合…鼻噴霧用ステロイド薬
抗ヒスタミン薬は、花粉症の治療用に主に流通している市販薬です。近年では、眠気や口の乾きなどの副作用が出づらい、第2世代抗ヒスタミン薬が多く販売されています。第2世代抗ヒスタミン薬は種類も多く、鼻づまりに効くものもあるようです。
ただし、薬によっては飲み合わせが悪いものもあるため、市販薬を選ぶ際は必ず薬局・ドラッグストアの薬剤師に相談し、自己判断せずに選ぶようにしましょう。
また、まだ医師による花粉症の診断を受けていない場合には、必ず診断を受けるようにしてください。さらに、市販薬を使用しても効果が得られない場合や、副作用が強い場合、のどの痛みや色のついた粘り気のある鼻水が出るなどの症状があるときは、早めに受診をして、医師の診察を受けるようお願いいたします。
※2024年3月1日時点の内容です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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