Question

手指やひじなどの痛みが続く

右の人差し指に痛みが出たのち両手の指や手首、ひじ付近にも痛みを感じるようになりました。かかりつけ内科での血液検査の結果、炎症はないので様子見をといわれました。薬は処方されず、痛かったら市販の鎮痛薬を飲むようにとのこと。しかし水道の蛇口をひねる動作などでも痛いため、整形外科でX線検査をしましたが、骨に異常はありませんでした。このまま様子をみてよいのか不安です。

女性/30代

2024/02/19

Answer

内科での血液検査、整形外科でのX線検査ではっきりとした異常がなく、痛みの自覚症状が続いているものの、処方薬が出なかったとのこと。医師から様子をみましょうといわれた際は、症状の経過や出方を観察して記録しておくと診断の助けになることがあります。

ご自分で観察する際のポイントは、痛みの出る時間帯はあるか(朝に症状が強く出る、腕や指を使った後に症状が強くなる、日中は痛くないなど)、症状の出る範囲とその強さの変化(指の関節、手のひら、手首、ひじの内側外側などへの広がり)、腫れ・しびれ・赤み・熱感などはあるか、環境要因はあるか(気温や冷えなどの影響)、日常動作上の具体的な支障などです。


痛む箇所は、繰り返す動作や使いすぎをできるだけ回避し、安静に努めること。また、ストレスや疲れをためないようにしてからだ全体の治癒力を高めていくことを心がけましょう。

ただし、症状が2週間以上続く、痛みの強さや広がりが増す、生活に支障をきたす場合には、早めに再度の受診をおすすめします。特に関節や神経の痛みは、一度の血液検査やX線検査ではっきり診断するのは難しく、かかりつけの内科で、リウマチ科や膠原病内科、神経内科、手外科など、より詳しい診療科を紹介いただくことが考えられます。必要に応じて精密検査(MRI検査など)を受け、早期に痛みの原因を探っていくことが大切でしょう。


なお、市販の鎮痛消炎薬は、関節痛などに有効ではありますが、長期間の服用はあまり望ましいことではないので、やはり適切な診療科で症状に合った薬を処方していただくことをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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