激務が続き気持ちが不安定に

からだと心はつながっています。心の負担が過剰になると、からだに悪影響を与えて機能を低下させ、さまざまな不調を引き起こす原因となることがあります。ご相談者は現在のからだの不調に、忙しすぎること、休養がとれないことがかかわっていると感じておられます。そのままにしておくと、さらに深刻な心身の不調を招くことになりかねません。自分で解決しようとせず、専門家に相談することをおすすめします。

まず、つらい症状を和らげるためにも、心療内科を受診してみてください。心療内科では心身両面の診断・治療を専門的に行います。心療内科の受診に抵抗があるようでしたら、内科で相談し、今後の対処の方法を含めて、心療内科の受診が必要か、意見を聞いてからでもよいでしょう。ご相談者の職場に産業保健スタッフ（保健師や産業医など）がいるようなら、そこで相談されてもいいでしょう。相談内容が会社にもれることはないので、ぜひ一度、話してみてください。

並行して、上司には再度、仕事の状況、ご自身の状況を説明し、ご相談者への負担が軽くなるような措置がとれないかを検討してもらうとよいと思います。また、心身を整える生活の基本は、食事、休養・睡眠、運動です。休養の時間(睡眠時間やリラックスできる時間)、好きなことをして気分転換できる時間をつくっていただくとよいでしょう。