ストレスチェックで「高ストレス」。胃痛もこのため？

１年も前から胃痛や胸やけなどのつらい症状を抱えながらお仕事を頑張ってこられたのですね。まずはそのようなご自身を十分労わってあげていただきたいと思います。「病院に行くほどではなく」とありましたが、それだけ症状が長引いている場合はご自身で判断せずに、まずはかかりつけの内科や胃腸科で相談されることをおすすめします。内科的な疾患などがないか、きちんと診ていただくことが大切です。

その上で、内科的には異常がなく、ストレスによるものである可能性を示唆された場合は、心の問題を扱う診療科である精神科・精神神経科・心療内科などを受診することが望ましいでしょう。ただ、ご相談者としてはそのような科の 受診に抵抗があるのですね。

以前と比べて、メンタルの不調や疾患などは一般的にもよく知られるようになってきていますが、受診となると少し躊躇してしまう方は少なくないと思います。何を話せばよいのか、本当に改善するのか、どのような治療なのかなど、不安に思うことも多いですよね。わからないからこそ、偏見を持ってしまうこともあるかもしれません。

ただ、ストレスの多い現代社会において心の問題への対処は必要不可欠なものです。ストレスなどが原因と思われる不調が長引き、自分では対応できなくなった時には、適切に医療機関を利用することが大切ではないでしょうか。心のバランスを崩してしまうことは誰にでもあり得るので、からだの不調で内科を受診するのと同じように、精神科や心療内科も受診していただきたいと思います。

一方で、ご相談者はストレスチェックで「高ストレス」の判定を受けているとのことですが、ご自身では何がストレスになっているか、自覚はできていらっしゃいますか。もしからだの症状の原因がストレスであるならば、それへの対処も必要になるので、ご自身のストレス源について今一度振り返ってみることも大切です。「高ストレス」の判定によって、会社から医師面談の案内があった場合には、そういった場を利用し、ご自身の状況や気持ちを整理してみるのもよいでしょう。

ご相談者が健やかに日常を過ごされる日がくるよう願っています。