Question

心電図検査で指摘された「T波の平低化」の原因は?

健康診断の心電図検査で「T波の平低化」を初めて指摘され、経過観察となりました。ここ数年、LDL(悪玉)コレステロール値の改善を要すると指摘されている以外は、特に問題がなかったので不安です。すぐに受診したほうがよいでしょうか?

女性/40代

2023/12/08

Answer

健康診断で初めて心電図の異常を指摘され、不安に思われているとのこと。

まず、T波の平低化について説明します。T波は心電図の波形の1つで、通常はなだらかな山型です。T波の平低化とは、T波が平らな状態ということです。健康な女性や肥満があるときにみられることがあります。そのほか、心臓の疾患である心筋梗塞などを考慮することもあります。心筋梗塞では胸の痛みがあります。今回は経過観察の結果ですが、念のために循環器内科を受診してみるとよいでしょう。


また、LDLコレステロールは、血中のLDLコレステロールの増加が動脈硬化の原因となり、心筋梗塞など冠動脈疾患の危険因子ともなります。今回の結果との因果関係は不明ですが、生活習慣では以下の点に気をつけて改善を心がけましょう。


●摂取エネルギーを適正にする……食べすぎに気をつけて、炭水化物、たんぱく質、脂肪、ビタミン、ミネラル、食物繊維などを含むバランスがとれた食事をとるようにしましょう。肥満がある場合は肥満解消が重要になります。

●脂質のとり方に気を付ける……肉の脂身、バター、マーガリン、生クリームなどはとりすぎないようにしましょう。肉に含まれる飽和脂肪酸や、マーガリンやショートニングに含まれるトランス脂肪酸の過剰摂取は、LDLコレステロールを増やし、HDL(善玉)コレステロールを減らすことがわかっています。また、これらを使用した加工食品(ハム、ソーセージ、ドーナツやケーキなどの菓子類)にも注意します。肉はカルビなどの脂肪の多い部位ではなく、赤身などの脂肪の少ない部位を選びましょう。

●野菜、海藻、きのこの摂取を増やす……食物繊維や抗酸化成分を含みます。食物繊維はコレステロールの吸収を抑えたり、体外へ排出したりする作用があります。抗酸化成分は動脈硬化予防に働きます。

●果物を適度にとる……1日200g程度が目安です。とりすぎると中性脂肪値が上がることがあるので、食べすぎに気をつけましょう。

●未精製穀類、大豆製品、青魚を適度にとる……穀類、大豆製品などに多い食物繊維は、コレステロールの吸収を抑えたり、体外へ排出したりします。青魚に含まれるDHAやEPAは血栓ができやすくするのを予防します。肉に偏ることなく、たんぱく質は魚や大豆製品などからもとるようにしましょう。

●コレステロールを多く含む食品に注意する……コレステロールを多く含む卵、レバー、魚卵、臓物類のとりすぎに注意しましょう。

●適度な運動を行う……運動は体脂肪を燃焼させ、肥満の改善に効果的です。また、HDLコレステロールを増加させます。運動は有酸素運動が効果的でウォーキングがおすすめです。無理をせず続けることが大切です。運動を始める前に、どの程度の運動(運動の強さ、時間、頻度など)が適切かは、医師に相談することをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
この回答はいかがでしたか?

関連するキーワード

心電図

関連する病気

みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。