目の下のくまが気になる
最近、目の下のくまがとても気になっています。改善対策を教えてください。また、目の下のくまは治療できるのでしょうか?
女性/40代
2023/12/05
目の下のくまは、目の下がほかの場所と比べて血管が透けて見えるくらい皮膚が薄いことから起こる症状です。かぜなどの体調不良が原因で、血行が悪くなり血液がうっ血するため、目の下にくまができることがあります。通常は、十分な栄養と睡眠をとれば、自然と目立たなくなります。
目の下のくまにはタイプがあり、その改善方法が異なるので、それぞれの対策をご紹介します。
●血行不良が原因の「青くま」……下まぶたを引っ張ったときに、くまが薄くなる。
疲れやストレス、睡眠不足など何らかの原因によって目が疲れて血行が悪くなり、青っぽく見えるのがこのタイプです。色白の人、まぶたの薄い人、冷え性の人に多くみられます。対策は、皮膚の厚みを増すためにビタミンC誘導体やレチノール、ピーリング剤など、コラーゲンを増やす代表的な成分を含む美容液を毎日のスキンケアに取り入れるとよいでしょう。コンシーラーでのカバーも有効です。
●むくみやたるみが原因の「黒くま」…天井を見たときに、くまが薄くなる。
くまで悩んでいる人にもっとも多いタイプです。加齢とともに下まぶたの皮膚が薄く弱くなるため、たるみがくまになり、むくみが加わると目立つようになります。マッサージなどで血行をよくするほか、保湿剤をたっぷり補って皮膚に張りをもたせると目立たなくなります。冷たい飲み物や塩分は控えましょう。このタイプは、コラーゲンの強化ケアがよいといわれます。ビタミンC誘導体、レチノール、ピーリング剤などコラーゲンを増やす代表的な成分を含む美容液を毎日のスキンケアに取り入れるとよいでしょう。
●シミやくすみが原因の「茶くま」……引っ張っても上を向いても薄くならない。
小さなシミが集まったものや、目元の角質が厚くなり、これがくすみになるタイプです。シミに対するケアを施しましょう。厚くなった角質にはピーリングが効果的です。
目の下のくまの治療について、明確な治療指針(科学的根拠をもとに疾患の治療方針を記しているもの)は確認できませんでした。ご自分のタイプを正しく知り、効果的なケアを取り入れてみましょう。
しばらくご自身でケアしても改善がみられない場合には、皮膚科を受診して正しいケアの方法や対策について相談するのも1つの方法だと思います。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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